noriomizuno

券売機の前でご高齢の男性が、メニューに迷っているのか、券売機の使い方がわからないのか、券売機をジッと見つめたままで、変に声を掛けると失礼だけど、後ろに待ち列ができ始めたので「どうしました？」と声を掛けると、「蕎麦を食べたいんだけど...」と、どうやら使い方がわからないみたいなので、教えてあげました。 お爺さんは券売機をカウンターに渡そうとすると「番号で呼びますから」と言われてもキョトンとしているのでまた教えてあげました。 「(券売機の番を指差しながら)この券を持ったまま席で待っていて、この番号が呼ばれたら蕎麦があそこで出来上がっているので自分で取りに行くんですよ」 何の返事もなく食券を見つめながらトボトボと近くの席に座り、しばらくしてお爺さんの番号が呼ばれても席に座ったままで、カウンターからスタッフさんが「お客さん◯◯蕎麦どうぞ！」と呼んでやっと取りに行きました。 お連れさんもいなく、あのお爺さん、車の運転も一人でしているのかな、どうか安全に無事に目的地まで行けますように！ 昨今、高齢者ドライバーの運転操作や判断のミスによる重大事故が増えているので、自分の蕎麦は美味しかったけど、お爺さんが気になりっぱなしの夕食でした。